私たち全員が走ります!
平成21年に父親の後を継いで代表取締役に就任しました。どうしようもない若者時代を過ごしたこともありますが、あるとき一生懸命に働く父親の姿をみて「お客様の困りごとを助ける」という想いが腑に落ちた瞬間がありました。それ以降はがむしゃらに仕事に取り組みました。今は鯖江地区が中心ですが、これからは範囲をもっと広げて、現場で困っている方のお役に立てたらと思っています。そして「走る管材倉庫」の名の通り、創業当時のような管材の移動販売スタイルを広いエリアで復活させるのが僕の目標です。
平成3年にトラック一台で創業しました。その頃はちょうど鯖江市で下水の共用が始まり、朝4時半から夜の12時までひたすら駆け回りました。トラックに荷物を積んで電話を受けたら走る、荷物を補充して、また走る、おかげさまで忙しくさせてもらいました。そんな流れで30年近くきましたね。私の力なんてなんもない。すべてはお客さんや同業の皆さんとの人脈です。お客さんの手になる、足になる、それでいい。その想いは今でも変わっていません。
お父さんが創業したとき、私はまだ勤めに出てましたが、いつの間にか手伝う流れになっていて。まったくの素人だから部品の名前もモノもわからないし、当時のマスはコンクリート製だから重いし、大変でしたね。地図も便利ではなかったので道に迷ってお客さんを待たせてしまうことも度々ありました。今でも注文の電話を受けると「どれやろか?」と悩んだり、配達が重なって「遅い!」と怒られたり。30年、いろいろありましたねぇ。
この度仲間入りしました笠嶋です。職人さんとのコミュニケーションを大事に、現場の声をスタッフと共有し、頼れる管材卸を目指していきます。また、会社のモットーであるスピーディーさを大事に、フットワークを軽くいつでもどこにでもすぐ駆けつけますので、困ったときはいつでお声かけください。